バリュー

      
  (1)
私たちは、自分たちの可能性を信じ、チャレンジし続けます。
1つ目のバリューに込めた思い

ベルパークがスタートして1年たった平成5年、設立時に8750万円もあった資本金を使い果たし、最初の事務所があった渋谷の公園通りから半蔵門のオフィスビルの1階に間借りする形で、ボロボロの状態で引っ越しました。今から思えば、典型的な敗残ベンチャー企業でした。たった15坪の店舗兼事務所に、残ったのは社員2人、バイト2人。少人数での厳しい再スタートでした。私は、副社長として、建て直しに入りましたが、通帳に残高はわずかで、その次の月末の支払いなどを考慮すると実は債務超過でした。「副社長として」と言うとカッコ良く聞こえますが、当時は経営ノウハウもほとんどなく、中身はからっぽの副社長でした。この時期は、後に来る携帯電話のブームまでまだ遠く、売って利益を上げられる商材はポケベルなどわずかでした。よく言われる「ヒト、モノ、カネ」のうち、少なくともモノとカネは絶望的な状況でした。もし、現在のベルパークの状況をビデオに撮って、タイムマシンでこの当時に戻り、「君達のベルパークは、こうなっていますよ」と見せられても、「冗談はやめてください。俺達、今必死なんだから」というコメントしか出なかったでしょう。
 
まるで利益が出ず、当時の株主から「もう会社は清算してくれ」と言われました。
そんな大ピンチとは知らず、ノーテンキな新副社長(私)は、スタッフ1人1人に次の一年の抱負と目標を1枚の紙に書いてもらっていました。会社自体が来年はあるかも分からないというのに、書いてくれたみんなの思い、目標は素晴らしい内容でした。
 「これまで勤めたどの会社よりベルパークが好きです」、「毎日会社に来るのが楽しくて仕方ありません」、「私はまだ未熟でみんなにご迷惑をかけていますが、努力してみんなに貢献できるようになります」。 たった5人しかいないボロ会社にこんな熱い思いを持ってくれていたのです。

そうだ、この会社にはたった一つ、残された貴重な資源がまだありました。それは、「ヒト」、すなわち「人」と「明るいチームワーク」でした。
 「このまま、沈んでたまるか。やれるぞ、俺たちは」。

その時から、数少ないチャンスを全員でつかもうとしていました。一人一人が、火事場のバカ力を発揮してくれました。それが出来たのは、お互いがみんなの潜在能力とやる気を信じていたからだと思います。今から思うと、ビックリするほど貧乏な会社でしたが、みんな明るかった。
コツコツと小さな利益を積み重ね、スタッフも会社も自信を少しずつつけ始めました。

1歩前に出られるたびに感謝し、また次の自分たちの可能性を信じ、また、1歩。
そして、今、我々はここにいる。

これが1つ目のバリューに込めた思いです。

代表取締役社長  西川 猛 
      
  (2)
私たちは、自由闊達な社風を尊重し、活発な議論のもと、
創造性を発揮し、成長し続けます。
2つ目のバリューに込めた思い


私は、大学を卒業後、財閥系総合商社に就職し、12年間弱にわたり大変お世話になりました。私の社会人としての原点の多くは、この時のものです。この総合商社は、戦後スタートの最後発の商社で、先発の財閥系商社と比較すると、より少ない人数で挑戦し、若い人間に仕事を思い切ってまかせる風土があったと思います。ベンチャーの経営者が独立する時は、これまで勤めていた会社について、まず否定から入りがちです。だから辞めて独立するのかも知れません。しかし、だんだんと気付かないうちに、昔勤めていた会社のいい部分を自社で再現しようとするのではないでしょうか。
会社を正しく成長させるためには、明るく議論ができて、自由闊達な職場が何よりも必要です。評価は減点主義でなく、プラス評価で、仕事のスタイルは、過去踏襲型ではなく、前向きで、新しいチャレンジには惜しみなく拍手喝采する、ベンチャーらしい職場にしたい。そして、若い人に、どんどん仕事を任せ、研修にもうんと力をいれ、個々人が成長していける会社を目指したい。

これが2つ目のバリューに込めた思いです。

代表取締役社長  西川 猛 

      
  (3)
私たちは、お客様や従業員、取引先、株主および地域社会などの
ステークホルダーとの相互繁栄に取り組み続けます。
3つ目のバリューに込めた思い

私が総合商社に入社した昭和54年はそれなりに不況で、入社の人数が各商社とも半分になったり、中には採用を見送った商社もあった年でした。そして、プラザ合意の後、円高の時代を迎え、日本経済は構造変化を伴い、昭和末期には不動産バブルが巻き起こり、そのバブルの崩壊とともに、日本は「失われた25年」と呼ばれる長期低迷の時期に入っていきました。

この間、時代の大きな波動、変化の中で多くの会社が舞台から消えていきました。消えた理由は様々で、私はまだ、「企業はこうあれば永続できる」と言えるところまで悟り切れていません。ただ、このベルパークという企業に関係される方々、つまり、お客様、従業員、取引先様、株主様、そして地域社会の皆様すべてに、我々が必要とされ、信頼され、喜ばれる存在であることが、当社が永続するための必要条件であると信じます。少なくとも、ここを守れないと先に進めない。

これが3つ目のバリューに込めた思いです。

代表取締役社長  西川 猛




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